今年最後の受験生を見送りました。美大受験予備校グランガルル岡山から旅立ち

今日は、国公立後期試験組の最終受験生を見送りました。

 最近は8月に私立大学のAO入試などが始まり、10月、11月と推薦入試、1月後半から2月は有名私立大学、2月後半〜3月半ばまでは国公立の一般入試、3月末は私立の3次募集とほぼ一年中大学入試があります。高校の先生方の負担もさることながら、予備校側も多様な対応に追われてじっくりと指導することが難しくなってきています。


 また、ここ最近は国公立、現役志向がとても強くなってきています。少しでも安く早くといった流れです。岡山大学の教授方にお伺いしたのですが、美術大学に限らず理系でも文系でも全国的なことだそうです。そういえば岡山駅前からもあの巨塔のような代々木ゼミナールがなくなりました。


 たしかにうちのアトリエでも、今年の受験生から浪人が決まった人は今の所0人です。全員行き先が決まってしまいました。最近では1年もグランガルルに通うと、絶対上位校と言わず、中堅校くらいまでランクを下げれば基本的にはみんな合格します。

 僕としては例え1浪くらいしても上位校を目指してほしいところです。
なぜなら、デザイナーの世界も今や格差社会だからです。僕の友人のデザイナー達は年収1000万越えがほとんどです。それは女の子でも同じです。ちゃんと一流の大学に行き、一流の道を進めば普通のことです。それほど難しいことではなく、人生の目標をきちんと設定すれば良いだけのことだと思っています。一方、安く早くでとりあえず大学へとランクを安易に落とした子たちの年収は150〜250万程度、良くて350万くらいです。もちろん年収が人生のすべてとは言いません。でもお金は大切だとも思います。うちのアトリエで1年間浪人してかかる費用は50万ほどです。生涯賃金の格差は、下は1億円行くかどうかといったところなのに、上位クラスのデザイナーは3億〜4億円です。1年という期間と数十万円という受講料をどのように考えるかで、一生の設計が変わってきます。



 欧米人のようにとはいかないまでも、日本人も少しだけ、長期的な視点で生涯設計を考えれても悪くはないかもしれません。


今日の第1アトリエ 賑やかだった受験生たちが卒業して
高校1,2年生だけの少し寂しい季節です。

今日の第2アトリエ 


 
 

 







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