日本の教育について思うこと。

日本の教育について思うこと。

 学生の頃の夢の大きさ(具体的かつ野心的な人生設計)と、人生の成功率はイコールである。アメリカのシンクタンクや各国の研究グループが長年にわたって追跡調査をした結果、学生の頃にいかに明確に、より野心的な人生設計を立てたかが、その後の人生における富の量に比例している。
という結論があります。

 日本の教育は協調性を重視しますが、欧米の教育では協調性はダメだと、真逆のことを教えられます。他人の意見に合わせるのではなく、自分の考えを常に持ちなさいと。
これはとても重要なことだと思っています。
グランガルル代表の私は、様々な国の教育手法を各国でみてきました。昨年もデンマークやイスタンブールの学校に行き、教育の考え方を視察しました。

 正直言って、日本の教育は20〜30年遅れているなと思います。大げさに批判するつもりは全くなく、ただ正直な感想です。

 例えばデンマークの小学生たちが何を学んでいると思いますか?
椅子に座って学ぶ座学は、これからの時代にもはや不要では?というところまで進んでいます。私たちが昨年の夏、デンマークで授業をさせていただいた小学校では、建築の授業が行われていました。
授業内容を簡略してお伝えすると、

1.まず小学生の子供たちは建築会社に出向き、プロの建築家から建築についてのレクチャーを受けます。

2.各自の家庭の状況を踏まえ、それぞれが家族と一緒に自分の理想の家のプランを練ります。そこには離婚した家族ももちろんいますが、その子供は1週間おきにパパとママの家を行き来できるプランをとても前向きに練っていました。

3.建築模型を作って、具体的に検証を重ねます。一人でプランを練る子供もいれば、グループワークをする子供たちもいます。

4.出来上がった建築模型を持って、子供たちは再度、建築事務所に出向きプロの建築家にプレゼンテーションをします。

5.決して甘やかすことのない、プロの意見を大人たちが子供たちに浴びせます。

6.再度、そのことを踏まえ改良します。

7.完成した建築模型をブルーバックで撮影し、パソコンでプレゼンテーション用にCG合成をします。

8.最終のプレゼンテーションをして終了です。


これ、日本の大学生レベル?以上かもしれません。
これが先進国の小学生の学びの現状です。
日本の教育が遅れていると言ったこと。
ほんの少し考えていただければと思います。



写真は今日のガルルです。
人生上を向いて野心的にいきましょう!




岡山の美大受験予備校グランガルル校長日記









 

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