ニューヨークその2。名門画塾グランガルル岡山


ニューヨークに来てはや11日が過ぎました。
こちらは雪が降ってまだまだ寒い日もあります。

日本とはLINEでやりとりしつつ今日もデザインの視察は続きます。
ニューヨークのデザイン見本市会場にやってきました。

 会場へはプロフェッショナルしか入場できないため、事前に日本から多くの書類を提出して入場資格を得ています。法的なものを英語に翻訳するのは随分面倒だったのですが、今回は同行している図工パーク講師のASUKAさんがすべて翻訳してくれたので助かりました。ニューヨークの見本市はパリより商談色が強い印象です。パリが少しずつ何年もかけてネームやブランドを売っていくのに対して、こちらはわりと即決的な感じを受けました。早い段階で若手クリエイターにチャンスが巡りやすいのは、ニューヨークの方かもしれませんね。


グランガルルで学んだ生徒さんたちには、積極的に海外へ足を運んで欲しと思っています。今の中高校生のみなさんが大人になる頃には、日本国内だけの仕事で豊かに暮らしていける時代はとっくに終わっていると思うからです。うちのアトリエでは国際的な感覚も身につけられるよう、今後のプログラムを考えて行きたいとあらためて思いました。今回の見本市でもパリと同じく日本勢はほぼなく、それに引き換え中国勢の圧倒的な強さをまたしても思い知らされました。中国はどこまで国力を伸ばしていくのでしょうか。。







今日はブルックリンを散策しました。

マンハッタンから川1つ向こう岸にある、おしゃれなカフェやアーティストレジデンスがある静かな町です。ビンテージの古着屋さんも多く、ショップではおしゃれな人たちをちらほら見かけます。ニューヨークといえば地下鉄の落書きと治安の悪さなど80年代のイメージを思い浮かべられる方も多くいらっしゃると思いますが、今では治安はとても良くなっています。個人的な感想ですが、スリや置き引きのレベルではパリやローマよりはるかに治安は良いと思います。



graffiti(グラフィティ)と呼ばれる落書きアート。かつては違法に描かれていましたが、今ではアーティストが正式に依頼を受けて建物や倉庫などに作品を描いています。



子供の頃に憧れていたトレーラーサイズの消防車。


ニューヨークと言えばブロードウェイ!
さっそくその中の1つミュージカルKinky Bootsにいってきました。感想はと言うと、内容はもちろん面白かったのですが、それよりも観客の乗りがすごい!スタンディングオベレーションで観客総立ち!この感覚はさすがアメリカですね。






今日はMAD ミュージアム・オブ・アーツ・アンド・デザインに行ってきました。

ちょうど、ニューヨーク在住のジュエリーデザイナーのEMIKO SHINOZAKIさんがレジデンスにいらっしゃたので、お会いすることができました。本人が笑って教えてくださりましたが、日系2世の方ですが日本語は全く話せません。EMIKOさんがMADで製作されていたアクセサリー作品は、体に貼って触れるとシンセサイザーが演奏(シンプルな音を奏でる)楽器のようなアクセサリーでした。日本ではデザイナーというよりアーティストとご紹介したほうがしっくりくるような気がします。そもそも海外ではデザイナーとアーティストの区別はあまり意味がないように思います。あえて言うならクリエイター(創造的な仕事をするひと)かな。





いつも思うこと。海外のお菓子やジュースのパッケージデザインは美しい。


つづく。






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