名門画塾グランガルル「よくある質問001〜3」岡山の美大受験予備校
アトリエでみんなが悩んでいることや、疑問に思っていることで、今まで繰り返し聞かれたよくある質問などを掲載したいと思います。
同じようなことで疑問に思っている方の助けになればと思います。
【 グランガルルの美大受験よくある質問 】
Q 001「デッサンってどうやって点数がつくのですか?」
A001「入試では大学の先生方が良いと思うものを上位から順番に並べていきます。上位ほど高い点数になります。国語や英語のような学科と違い相対点になります。また美術大学の入試で難しいのは、美術大学や学科ごとに点数をつける観点(評価基準)が異なるということです。」
Q 002「油絵のデッサンとデザイン学科のデッサンは違いますか?」
A002「全く異なります。中高校生向けにざっくり言いますと、
例えば、油絵はキャンバスの中で描いていくうちに答えを見出していきます。ですから油絵のデッサンは基本的には初めから輪郭線をきっちりとは抑えません。また、入試では基礎力をみるだけではなくり作家性(個性)を重視します。
彫刻のデッサンは立体造形を作る前段階の形状や方向性、動きやリズムなどを確認するためのものです。
プロダクトやインテリアのデッサンは、製品のデザインスケッチ(商品などの完成予想図)を描くためのものです。形状の説明や質感の描きわけ、固有色などが正確に描かれていることが大切です。誰が描いても同じ製品に見えなければなりません。油絵のデッサンのように描いてしまうと中古品に見えてしまいます。
建築や空間演出デザインのデッサンは、オーバーパース(建築パース)で描かれていなければなりません。プロダクトのデッサンが等倍(そのものの大きさがそのまま伝わること)で描かなければならないのに対して、大きな建築や構造物を想定したスケールで描きます。
グラフィックデザイン系のデッサンは、大学、学科ごとに評価基準に幅があります。
一言で言うと、「デッサンとはものの見方と考え方です。」求められているものが分野ごとにそれぞれ異なりますので、それに対する答えを描くと言うことになります。
Q 003「グランガルルで描きかたを習うと、デッサンが出来るようになりますか?」
A 003「デッサンを上達させるためには、描き方を習った方が良い時と、感性を磨いた方が良い時があります。アマチュアではなくプロとして仕事をする上で重要なことは、セオリー(理論)とセンス(感性)のバランスを半々に保つことです。どちらかに偏りすぎると大抵の場合アマチュアで終わります。長年クリエイティブな現場で仕事をしてきて、これはとても重要なことだと思っています。一流と呼ばれる人はデザインでもアートでも、また伝統工芸でもこのバランスに優れています。
デッサンは理論を習いすぎると、経験を伴わない知識ばかりが先行し、禅問答のようになってしまいます。考え過ぎて気がつけば時間ばかりが過ぎている。。そんな経験がある人も多いのではないでしょうか? そのような時は感性を伸ばしたり、感覚で考える(言語化をしないで制作する)工夫をします。
逆に感覚的な描き方に偏りすぎると、良い日もあれば悪い日もあったりと作品も精神も安定しないことが多くなります。そんな時は知識やテクニックを身につけると安定した作品が生み出されるようになります。常に7、8割以上の出来を生み出し続けるのがプロなのです。
同じようなことで疑問に思っている方の助けになればと思います。
【 グランガルルの美大受験よくある質問 】
Q 001「デッサンってどうやって点数がつくのですか?」
A001「入試では大学の先生方が良いと思うものを上位から順番に並べていきます。上位ほど高い点数になります。国語や英語のような学科と違い相対点になります。また美術大学の入試で難しいのは、美術大学や学科ごとに点数をつける観点(評価基準)が異なるということです。」
Q 002「油絵のデッサンとデザイン学科のデッサンは違いますか?」
A002「全く異なります。中高校生向けにざっくり言いますと、
例えば、油絵はキャンバスの中で描いていくうちに答えを見出していきます。ですから油絵のデッサンは基本的には初めから輪郭線をきっちりとは抑えません。また、入試では基礎力をみるだけではなくり作家性(個性)を重視します。
彫刻のデッサンは立体造形を作る前段階の形状や方向性、動きやリズムなどを確認するためのものです。
プロダクトやインテリアのデッサンは、製品のデザインスケッチ(商品などの完成予想図)を描くためのものです。形状の説明や質感の描きわけ、固有色などが正確に描かれていることが大切です。誰が描いても同じ製品に見えなければなりません。油絵のデッサンのように描いてしまうと中古品に見えてしまいます。
建築や空間演出デザインのデッサンは、オーバーパース(建築パース)で描かれていなければなりません。プロダクトのデッサンが等倍(そのものの大きさがそのまま伝わること)で描かなければならないのに対して、大きな建築や構造物を想定したスケールで描きます。
グラフィックデザイン系のデッサンは、大学、学科ごとに評価基準に幅があります。
一言で言うと、「デッサンとはものの見方と考え方です。」求められているものが分野ごとにそれぞれ異なりますので、それに対する答えを描くと言うことになります。
Q 003「グランガルルで描きかたを習うと、デッサンが出来るようになりますか?」
A 003「デッサンを上達させるためには、描き方を習った方が良い時と、感性を磨いた方が良い時があります。アマチュアではなくプロとして仕事をする上で重要なことは、セオリー(理論)とセンス(感性)のバランスを半々に保つことです。どちらかに偏りすぎると大抵の場合アマチュアで終わります。長年クリエイティブな現場で仕事をしてきて、これはとても重要なことだと思っています。一流と呼ばれる人はデザインでもアートでも、また伝統工芸でもこのバランスに優れています。
デッサンは理論を習いすぎると、経験を伴わない知識ばかりが先行し、禅問答のようになってしまいます。考え過ぎて気がつけば時間ばかりが過ぎている。。そんな経験がある人も多いのではないでしょうか? そのような時は感性を伸ばしたり、感覚で考える(言語化をしないで制作する)工夫をします。
逆に感覚的な描き方に偏りすぎると、良い日もあれば悪い日もあったりと作品も精神も安定しないことが多くなります。そんな時は知識やテクニックを身につけると安定した作品が生み出されるようになります。常に7、8割以上の出来を生み出し続けるのがプロなのです。